三次元プリンターを更新しました。

設備更新のご案内

仕事の都合もあり、急遽、三次元プリンターを更新しました。

今回の更新により、これまでは一般的なPLAだけでしたが、今回の更新弾力性に富んだTPU、ペットボトル並の耐候性と強度を持つPETGの造形かを可能になります。

東京にある造形サービスを専門に行う会社に発注していたお客様から、コストと造形サービスについてご相談をいただき、早速、対応しております。

特に、造形する部品の相手が海外の工業規格に相当するような形状であっても、相手に合わせてデータを作成し造形します。

今回のモデリングの難しさ

今回、最初は見積金額の妥当性についてのご相談でした。お聴かせいただいた話の内容からすると、先方が提示された見積額は妥当な金額でした。

ただ、製作していただいた部品が指定部品に組み付けられない。

そうなると、見積額以前の話となってしまい、困っていらっしゃいました。

その後、突然、そのお客様が来社され、部品制作のご依頼をいただきました。エンドユーザー様の計画に対し、試作提示までに時間の余裕はありませんでした。

実は、豊田高専(愛知県豊田市)、静岡産業技術専門学校(静岡県静岡市)の講師予定があり、個人的には時間に余裕がない状況でした。

それでも休日出勤で対応し、実質3日ほどで納める事ができました。

試作提示までの期限は間に合いました。

次の課題が本当に難問でした。

相手部品のネジ山が『のこ歯ネジ』。しかも一般的な規格とは異なる形状でした。モデリングの作り直しを繰り返す試行錯誤が必要な形状になります。

そして部品を取付けたときの気密性。

その部分には特許化されていない、本当の製造ノウハウが部品形状に組込まれており、取扱い時のメカニズム解析も必要な部品でした。

それでも2日ほどで、気密性も満足させることができ、エンドユーザ様に確認をお願いしても大丈夫な状態に仕上げることができました。

 

モデリングで困っていませんか?

30年にわたり、三次元CADを使ってモデリングと設計をしております。

これまでのモデリングが目的にしてきたことは、客観的なわかり易さの追求です。

代表的な言い方が『見える化』。

これからのモデリングの目的は、客観的なわかり易さに加え、サポート材無しで三次元プリンターで造形して使える形状を作成すること。

ネジ山のモデリングをはじめ、一般的な機械要素部品と同じように、機能部品として使えることです。

当社のモデリングは、そこを目指しておりますので、大手造形サービスを相手に、意思疎通がうまくいかなくて困った場合、ラストホープ(最後の希望)、駆け込み寺としてお問い合せください。

よろしくおねがいします。

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