皆既月食をご覧になられたでしょうか?
これは愛知県の豊橋駅から観た、欠け始めの月です。
ちょうど太陽によって作られた地球の影を月が通過することで、皆既月食が起こります。
以前、惑星の軌道計算をしたことがあって、太陽を公転する地球を中心にし、公転する月。
座標変換を2回ほどしたので、EXCELを使わないと計算出来ませんでした。
このような計算を行うと、太陽、地球、そして月の位置関係から、2年の間に4回は日食と月食がおこることが判ります。
実は、実寸に近い太陽系を三次元CADの中に作り込もうと考えたことがきっかけです。
今回は天王星の惑星食も重なります。
天王星は、土星と木星の公転周期から、予言されていた惑星です。
大型の望遠鏡が製作されるまで、観ることはできませんでした。
コンピュータや電卓がなかった時代に、惑星の位置関係から、天王星の位置を予測計算をしたことが驚くべきことだと思います。
そんな宇宙観測の歴史に思いを寄せながら、皆既月食の観察を楽しみました。