ものづくり博2022in東三河を終えて

ごあいさつ

2022年6月17日(金) / 18日(土)に開催された『ものづくり博2022in東三河』ですが、すべてのスケジュールを終えて盛会のうちに閉会いたしました。
すぐに記事を挙げるつもりでしたが、締切りが迫った仕事も多くあり、気が付いたら7月になっていました。

当日、足を運んでくださったみなさま。
ありがとうございました。

謹んでお礼を申し上げます。

 

宇宙開拓事業とは

2021年4月20日。
この日、NASAは遠隔操作により火星でヘリコプター(Ingenuity)の離陸飛行を成功させました。(以下の動画です)

 

この映像を見た時、『もう宇宙探検・探索の時代は終わった。これからは宇宙開拓の時代なんだろうな』と、漠然とした思いがよぎりました。
すでに、2012年頃から欧州では、三次元プリンターによる月面や火星での居住施設の建設について研究を始めています。
現在、地球の各地で三次元プリンターによる家屋の建設が行われていますが、最終目的は宇宙開拓です。

またJAXAは、2020年に発表したことですが、2040年までに月面に基地を設営することを計画しています。
いろいろな動きがありますが、注目すべきことは2020年、2021年頃から『宇宙開拓』というキーワードで語られる話が出てくるようになったことです。

これが『宇宙開拓事業』というテーマをまとめ、今回の展示会で事業姿勢を展示しようと考えた背景です。
同時に、水素エネルギー関連の仕事も請け負っており、現在のエネルギー問題は宇宙開拓におけるエネルギー課題にも通じていることを取り上げ紹介することにしました。

 

来場者の反応は

高齢者の方が多く、からかわれることが多かったです。
20~40代の現役世代の来場は多く見受けられませんでした。

10代の男子が、『ボク、宇宙に興味があるんです。』と言って、いろいろとデモとして展示したモデルについて質問してくれました。
デモ品のシステム構成図を渡すと、お兄さんが工科高校(工業高校)に通っているそうなので、作ってもらうようにお願いしてみる。

と、目を輝かせ話してくれました。

 

今後について

今回の『宇宙開拓事業』に興味を持っていただいたわけではないと思いますが、現在、月面基地の運営にも関われそうなテーマで技術的な相談を受けております。
様々な産業の次世代技術は、応用すれば宇宙開拓にも利用可能な技術に転じることができます。

『宇宙開拓事業』の幕は上がったばかりですが、手を付けている企業はどこにもありません。
唯一、声を上げているのは当社だけです。

切り口は、この星の上で生活をより良くするための技術開発ですが、それは宇宙環境での快適な生活を実現するための技術開発にもつながります。
この展示会に出展を『宇宙開拓事業』立上げの宣言とし、事業展開と拡大を進めたいと思います。

 

最後に

展示会の閉会式後に、出展社一同で集合写真を撮影しました。

宇宙開拓が進み、宇宙で生活ができるようになった時、この写真が宇宙開拓史の最初のページに掲載されることを祈っています。
それは100年以上も先のことであり、私を含め、ここに集まった皆さんは歴史の一部として消えてしまっているでしょうけど。

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