太陽光発電で水素を発生させました。

はじめに

以下の写真は、太陽光発電でLEDを点灯させています。
この太陽光発電パネルは約1 Vを発電します。

LEDは、昇圧回路を使って電圧を約3 Vに昇圧し点灯させています。

1つのパネルだけでは送電用の電圧が得られません。
実際の太陽光発電では、複数の太陽光パネルを直列に接続し送電に必要な電圧を確保します。

太陽光発電で水素を発生

この太陽光発電パネルを使って純水を分解し、水素ガスを発生させてみました。

使用する燃料電池は固体高分子型燃料電池(PEFC)です。
通常、燃料電池は水素ガスを流し空気中の酸素と反応させ電気を発電するものです。

この燃料電池(PEFC)は電圧を負荷すると純水を酸素と水素に分解することができます。

そこで、太陽光発電パネルで発電した電気を昇圧し、この燃料電池(PEFC)に接続して純水を酸素と水素に分解してみました。
30秒ほどの動画になります。動画で撮影されている生成されたガスは酸素になります。
裏面では、水素ガスが発生しています。

純水が酸素と水素に分解し、発生した気体の圧力で純水が押し出されている様子が撮影されて今す。

太陽光発電は天候に影響されます。
また変動する電力需要に応じて発電量を調節できません。

さらに全発電量を送電できない場合もあります。

そのとき、余剰電力をキャパシターやバッテリーに充電する方法があります。
しかし自然放電するため長期で保存することができません。

発電して得られたエネルギーを長期で保存する方法として、現在、水素ガスに変換して備蓄することが試されています。
燃料電池のような発電装置があれば、この備蓄した水素ガスを運び込むことで太陽光エネルギーを有効に利用することができます。

そんなエネルギーの循環を知ってほしくて、このような実験を行いました。
当社は、取引先様と一緒に水素ガスの備蓄に関する技術開発を進めています。

この実験に関して

現在、愛知県の小学校で、この実験を通じた未来のエネルギーの話が行えるように調整をしております。
お気軽にお問合せいただければと思います。

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