M5stackの3Dデータ公開

3Dデータを製作した背景

豊田高専(愛知県豊田市)でIoTに関連する授業『デジタル×ものづくり カレッジ』を令和2年度からお手伝いしています。
授業ではM5stackやRaspberry PIを使っています。

IoTは機械、電気・通信、制御(ソフトウエア)の知識を組合せ、製造装置の状態を時系列の数字で把握することになります。
今年度の授業を振り返ると、制御を中心にM5stackやRaspberry PI用の制御ソフト開発が中心になってしまいました。

当初、考えていた授業や自由演習は、機械、電気・通信、制御(ソフトウエア)の知識をバランスよく取り込んだものでした。
具体的には、以下のようなことになります。

  • 目的とするデータを検出するため、製造装置への取付方法を検討し取付部品を設計し製作する。
  • 製造装置に取付けたとき、センサとM5stackやRaspberry PIを接続する電気回路
  • センサからデータを収集しデータ処理を行い、Wi-Fiでサーバに送信する。

この中で、三次元CADを使い取付部品の設計を指導しようと考えた場合、M5Stackの三次元データがありません。
そこで、最初に以下に示される4種の三次元CADデータを作成いたしました。

(順に M5stick, CORE2, Gray, ATOM LITE)

3Dデータの公開

これらのデータは、実際の製品形状の寸法を測りモデル化したものです。
販売製品の寸法形状仕様に変更がない限り、そのまま利用可能です。

また教育利用で留めるだけでなく、広く一般でも利用してもらい、IoT推進に利用してもらった方が良いと判断し公開することにしました。
公海するデータのフォーマットは以下の2種類です。

  • 三次元CAD用にSTEP AP 242形式のデータ
  • MS/Office製品での利用や3Dプリンターでも利用できるSTL形式のデータ

以下にダウンロードサイトへのリンクを貼ってあります。
そこからダウンロードして利用してください。

STEP AP 242 形式
STL形式

 

利用に関する注意

  • 本データを使った金銭授受を伴う商用の二次利用は禁止します。(データの販売や商品カタログなどへの利用は禁止)
  • 本データの利用は製造装置のIoT化や製造品質の改善や教育、人材育成などへの利用に限定します。
  • 本データの利用は自己責任での利用とします。
  • 本データの利用に伴い生じた障害や不具合、金銭的な損害について、当社は責任を負いません。
  • 本データを利用し作成した資料については、出典元のクレジットの記載をお願いいたします。
    出典元『株式会社応用技術研究所(刃金からくり屋)』
  • その他、利用に関し不明な点がございましたら、利用する前にお問合せください。

以上となります。

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