【事業紹介/開発事例③】船舶設備開発

これは、『空飛ぶ車』と登場で、中断になったかもしれません。

1 背景

日本の法律では、カーフェリーのように乗客を伴う場合、船舶は鋼鉄製でなければならないそうです。
また排水量は20 (ton) 以上。

別に条件もあって、航行時、乗客は車から下車し、船内に設けられた船室で待機することが求められています。
車の中で待機することは、安全上の理由から認めていないそうです。

そのため、カーフェリーの運用は、財務上の都合から、大きな企業でなければ、継続した運航が難しい。

一方、日本は島嶼部がが多く、船による移動が欠かせない地区も多いです。
最近では、高齢化がすすみ、移動販売車による島嶼部巡回が欠かせなくなってきています。

しかし、現行法に基づく移動販売車の運送には、鋼鉄製の船舶(20 ton以上)でなければならない。

水上タクシーのように小型船舶での運搬が認められていないのです。

そこで、この問題を解決するためには、現行法の改正が必要になる。
しかし、改正しても船舶ができなければ、法整備しても意味がない。

一つの提案になるのですが、2年間という時間を限定し、現行法の適用を停止した船舶を造船することになりました。
俗的な言い方をすると、『超法規的措置』というヤツです。

現行法の適用停止期間が過ぎると、法律に基づき、破壊措置が求められます。
ずいぶん前に停止期間は修了していますので、この船舶は存在しておりません。

 

当社では、製作することはできませんが、
設計を請負いました。

この仕事がきっかけで、個人事業を法人に転換したキッカケとなった仕事です。

 

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