1 CADとしてのインプレッション
前回はFEM解析用のプリ処理機能をまとめてみました。
今回は三次元CADのインプレッションになります。
以下の画面はFreeCADを起動したときの画面です。
サンプルデータを開けるようです。
マウスの操作モードは右下のメニューから基本設定をします。
基本的には同じなのかな…。
と、思っていたら、アプリケーション毎にマウス操作は異なるようですね。
- Blender
- CAD
- Gesture
- MayaGesture
- OpenCascade
- OpenInventer
- OpenSCAD
- Revit
- ThinkerCAD
- Touchpad
から選べルようです。
デフォルトではCADでしたので、CADを選択しました。
割り当てられている機能は異なりますが、マウスのセンターホイールまわりを操作していると、なんとなく使えるようになります。
次は、CADシステムの単位系になります。
FreeCADを使用する国に合わせられるようになっています。
- 標準(mm, kg, s)
- MKS単位系(m, kg, s)
- 米国慣用単位(in, lb)
- 建築:メートル法(cm, m**2, m**3)
- 建築:国際フィート(ft-in, sqft, cft)
- パーツ、CNC工作機械(mm, mm/min)
- 土木工学、帝国単位(ft, ft/s)
- 有限要素法(mm, N, s)
- メートル法(m, m**2, m**3)
デフォルトは『標準(mm, kg, s)』でしたので、昇順を選択しました。
2. 機能はPart Designです。
部品データを作ります。
コンパスはソリッドワークス(SolidWorks)ですね。
一般的なコンパスが知的財産である可能性もあるため、断定的なことは言えませんが、意識しているように感じてしまいます。
『新規作成』で、パーツデザインの新規ファイルを作成します。
その後、左側のナビケーションで、『ボディーを作成』を選択します。
選択すると、スケッチを作成する3平面(XY平面、YZ平面、ZX平面)が表示されます。
その後、スケッチを作成する平面を、マウスでクリックし選択します。
3 スケッチを始めてみましょう。
六角ボルトを作成することにしました。
スケッチ平面に六角形のスケッチを作りました。
半径30mmの縁に内接する六角形です。
そんな大きなボルトはありませんので、遊びだと思ってください
スケッチが描けたら、スケッチモードから抜けます。
パッドで高さ20 mmを入力し、ボルトヘッドを作ります。
ここまでは簡単ですね。
軸を食って、先端の面を取ります。
そんなに難しくないですね。
支障もありませんでした。
スパイラル形状を作成する機能もあるので、ネジ山も作れると思います。
こちらの機能については確認していません。
製図については、モデルデータではなく、モデル作成時に使ったスケッチを投影するようです。
こちらの機能については、確認できていません。
4 まとめると
CAD機能についてまとめると、3Dプリンターで造形するデータを作成するためには使えるのかな。
そんな印象を持ちました。
三次元モデルを製図に展開できていないので、汎用のCADとしての利用は難しいと感じます。
起業時のサポートツールとして使うには難しいところがあります。
また、モデルに直接、寸法を記入していく3DAモデルを作成する機能は見当たりません。
まだまだ発展する余地はあると思います。