FreeCADを使ってみました。
レポートは、後日、記事としてまとめます。
アピアランスはSolidWorksを意識していますね。
コンパスの形状はSolidWorksでモデルをクリックしたときに表示されるコンパスと同じです。
また、グラフィックカーネルがありません。
複雑な形状をモデリングできません。
また、黎明期(1980年代)の三次元CADと同じで、複雑な形状はプリミティブ(原始形状)をブーリアン演算出組み合わせて作るようですル
これは、内部で構成されるモデルツリーが複雑になり、モデルを修正したときの更新時間が長くなる傾向にあります。
グラフィックカーネルを持たない、黎明期の三次元CADは、そうでした。
また、このモデルツリーが大きくなるため、ソフトがハングアップしたり途中で修了してしまう可能性もあります。
オープンソースであるがゆえに、商用で開発されたグラフィックカーネルが利用できない。
商用での利用は難しいと思います。
一方で、ホビーを目的に3Dプリンター用の形状作成には問題ないレベルだと思います。
また、CAD開発もボード(主要メンバーによる方針決定委員会)があるのでしたら、もう少し操作に統一感も感じられるのですが、
すこしもやっとした感じを受けます。
仕事に使うためには、もう少しシャープさが必要な気がします。
その一方で、FEMへの対応はよくできていると思います。
オープンソースとしてFEMのプリ機能を担えるようですので、どちらかといえば、シミュレーション用途の方が適しているかもしれません。
以下の図は、オープンソースのFEMメッシャー、Gmeshで有限要素を作成した図になります。
Gmeshだけでなく、NetGenも組み込まれており、選択できるようになっています。
実は、オープンソース出配布されているFEMソフトはソルバーの開発に注力されており、プリ機能やポスト機能は手薄という感じがあります。
その点では、FreeCADで作成したモデル②対し、簡単に有限要素メッシュが作成できることは評価すべき点かもしれません。
またソルバーも組み込めるようで、いろいろなソルバーを選択できるようです。
現在、私が利用しているLISAに辿り着く前に使っていたソフトが大半なので、驚くばかりです。
この辺も別の機会に記事を書こうと考えています。
まずは、FreeCADのインプレッションです。