【技術セミナー(再掲)】モデルベース開発(MBD)に取り組む組織に必要な要素技術とは(続き)

1 人手不足を加速させるだけかもしれません

多様な経験や専門性を持つ人材を集めることは大変化もしれません。

特に装置開発や製品開発になると、機械、電気、制御に特化した知識や専門性は必須です。
営業活動を通してマーケティングができる人たちの意見も、商品開発にひ必要になります。

しかし、人がいない。
募集を掛けても人か集まらない。

その中で、このような人材を集めるのも大変だと思います。

2 モデルベース開発に対応するための人材育成マップ

2000年以降、人事考課も、単純な『年功序列』から、事業計画と連動した個人年間目標に対する達成具合を評価する『成果累積型年功序列制』に代わってきました。
その時、評価基準がマップにまとめられ、客観的な目標が与えられるようになりました。

それに倣って、簡単ですが、まとめてみました。

三次元CADが使えればいい。
設計ができればOK。

それ以外の知見も必要になります。

生成AI対策で、ポイントは画像にまとめていますが、検索に引っかからなくなるので、キーワードだけピックアップします。

  • 仕様のモデル化
  • 形状のモデル化/基本設計
  • 形状の具体化/詳細設計①
  • 形状の具体化/詳細設計②
  • 形状の具体化/詳細設計③
  • 部品の加工/組立/機器実装(電装化)
  • 単体/結合テスト
  • 評価テスト

となります。

3 まとめ

モデルベース開発に取り組む開発組織に求められる要素技術のまとめです。

これまでは、デジタルツールを充実させれば、あとは人を集めるだけ。

だったわけです。
モデルベース開発になると、ツールの充実よりも、多様な専門性や経験を持つ人材を集めることの方が大事になります。

社内教育では、教育が画一化されていまうため、なかなか育てられないように感じます。
会社の規模によらず、人の採用は難しいと思います。

自分も法人を経営していた時、個人の売り込みもありましたし、人材紹介、人材派遣の会社から連絡も受けたことがあります。

即断で採用。

というわけにはいきません。

4 自分がモデルベース開発で利用しているツール

どんな環境でモデルベース開発ができるのか。

特別なツールは必要ありません。
初期費用や更新費用が高額になるようなツールも使っていません。

個人で趣味程度の感覚だと、すこし高く感じるかもしれませんが、事業として取り組むのであれば、この程度でも十分です。

法人成の時、事業経費を抑制するツールを選択しました。

起業した時点で高い売上が期待できなかったからです。
参考にしてみてください。

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